次回に引き続き、戸建てリフォームの施工編をご紹介します。
【解体工事】
まずは解体からです。
前回のブログでお伝えしましたが、壁式構造のお家のため、間取りが変えられません。
ですので解体工事も壁のベースはそのままにして、板を剥がしたり、
コンクリやタイルなども崩していきます。
順調に見える解体工事ですが、解体してみて、発見することもたくさんあります。
解体してみないとわからないのがこの工程です。
今回のお家も下地のダメージが大きく、予定以上に解体工事を広げた部分もあります。
また施主様より、どうしても抜きたい柱がある、とご要望がありました。
壁式構造のため、天井が落ちてきてしまう恐れがあります。
通常でしたら難しい工事ですが、大工さんに相談し、慎重に柱を抜く作業も進めました。
解体して見つかったのは、土がむき出しの床下です。
築年数が古いので、こういった作りのお家は珍しくありません。
しかし、このままでは湿気が上がってきてしまい、床の痛みが早くなってしまいます。
そのため、コンクリートを打つことにしました。
【シロアリ駆除】
築40年ということで、柱を見てみるとシロアリの被害が見られました。
沖縄でもよく聞くシロアリ被害・・・
リフォーム後もシロアリの被害に合わないためにも
シロアリ駆除・対策はお勧めしています。
大切なお家を守るためにも解体後、業者さんに入ってもらいます。
【土間打ち】
屋外のコンクリート打設を予定していたので、合わせて床下のコンクリート打設も行いました。
職人さんにより丁寧に綺麗に作業してもらいました。
これで床下の湿気対策ができました。
外の管理を楽にするためにコンクリートで整えます。
沖縄は年間通しても暖かいので雑草が生える速さがとても速いです。
土のままもいいですが、手入れを考えるとコンクリート打設もお勧めです。
使い勝手も良くなり、新たな活用法も考えられます♪
【配線&配管工事】
大工さんの作業の前に、電気屋さん、水道屋さんに配線・配管の場所を確認し、作業してもらいます。
リフォームするにあたり、電気やスイッチなど付ける箇所、キッチン、トイレ、浴室など場所が変わる箇所が多くなります。
そのため、配線・配管工事も大切な工程です。
改修図を元に配線を伸ばし、場所を決めていきます。
穴がたくさん開いているのは配線を伸ばす過程で確認しながら行うので、このような状態になっています。
後ほど大工さんにより、綺麗にしてもらえるので安心してくださいね。
今回、新しくスイッチを付ける箇所の壁がコンクリートのところがありました。
コンクリートですと、穴をあけて配線を通すということができません。
そのため、40mmほどの胴縁をして配線を通す壁を作りました。
このようにして、無いところは職人さんの手により、作られ、整備されていきます☆
配管の位置も決めていきますが、古い配管も新しく変え、足りない箇所は伸ばして調整していきます。
今回はトイレ・キッチンの位置が変わるため、排水管は元の配管を伸ばし、新たな位置までもっていきます。
こうすることで移設もしやすくなります。
【大工工事】
次は大工さんの工程になります。
新しい木材を使って綺麗に補修していきます。
施主様のご要望により、解体の際に出た柱を再利用したいとの事でした。
使える木材を選定し、新たな命を吹き込みます。